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秋田弁護士会所属弁護士の殺害事件に関する会長声明(H23/01/28)

秋田弁護士会所属弁護士の殺害事件に関する会長声明

平成23年1月28日

香川県弁護士会
会長 大 平 昇

平成22年11月4日早朝、秋田弁護士会所属の津谷裕貴弁護士が自宅に侵入した男に刺されて死亡するという痛ましい事件が発生した。当会は、亡くなられた津谷弁護士のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に対して心から哀悼の意を表する。
報道によれば、津谷弁護士を刺殺した男は同弁護士がかつて受任していた事件の相手方で、同弁護士を恨んでいたものとされており、本件は、同弁護士の弁護士業務に関連してなされた犯行である可能性が高い。
平成22年6月2日にも横浜弁護士会所属の弁護士が事件の相手方に法律事務所内で刺されて死亡するという事件が発生しており、近年、暴力や脅迫などの犯罪行為により、弁護士の正当な業務執行を妨害しようとする事例が相次いでいる。
このような犯罪行為は、基本的人権の擁護と社会正義の実現を使命とする我々弁護士のみならず、司法制度に対する重大な挑戦であり、断じて許されるものではない。
当会は、本件凶行を行った犯人を強く非難するとともに、弁護士に対するいかなる犯罪行為にも決して怯むことなく毅然として対処し、弁護士としての使命を全うしていく決意であることを、ここに表明する。

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